サブコース紹介

家政教育科

家政教育科の紹介

 家政教育科は、人間の生活や生活を取り巻く諸環境との関係について、総合的かつ科学的に探究する家政学を学問的基盤に置き、

  1. 現代の生活における諸課題について、創造的に解決しようとする学びの在り方について、考え、実践できる教員の育成
  2. 「生活」を多面的に捉え、実践科学として生活の質的向上に寄与する諸研究の追究

を目指しています。

 家政教育科は食生活学、衣生活学、住生活学、保育学、家族関係学、生活経営学、家庭科教育学の各分野について、専任教員と非常勤講師が、それぞれの専門分野の教育を担当しています。中学校教育コース家庭サブコースでは、実験・実習・演習を含む所定の科目の単位を修得することにより、家庭科教員免許の中・高1種免許等を取得します。

研究室の紹介 - 教 授 : 菅原 悦子 -

sugawara

 1.味噌や醤油、ワインなどの発酵食品のおいしさは、香りによって大きく影響されます。おいしさを決める香りについて、化学的な分析や人間による官能評価によって明らかにする研究をしています。

 2.岩手県は食文化の宝庫といわれていますが、食生活の変化によってこれら独自の食文化が失われつつあります。そこで、それらを記録に残すとともに、子どもたちに伝える「食育」のありかたについて考えています。

<研究内容>
発酵食品の香気成分形成における微生物の役割、岩手県の郷土料理と食物教育
<講演・講義可能なテーマ>
大豆発酵食品の魅力、みそ汁と日本型食生活、おいしさの科学
質の高い食生活について、食生活と環境、岩手の食文化と食教育

研究室の紹介 - 准教授 : 天木 桂子 -

 快適な衣生活を営むための要因をさまざまな角度から研究しており、特に、洗浄と染色を大きなテーマとしています。洗浄は、いろいろな物質に付着している汚れの除去を目的とし、物理的要因の一つである洗浄液の持つ流体力学的作用を測定(写真は実験装置の一例)しながら、洗浄に流れを積極的に活用する手がかりを探っています。また、染色は自然界の動植物から得られる天然染料を抽出し、さまざまな繊維への効果的な染色方法を検証しています。

<研究内容>
洗浄機構に関わる流体力について、界面活性剤水溶液のレオロジー挙動の解明
天然染色の各種繊維に対する染着性
<講演・講義可能なテーマ>
洗剤と洗浄の科学、豊かな衣生活を考える、服装の心理学、健康と衣生活、
せんいのはなし、衣服は何からできているか

研究室の紹介 - 准教授 : 渡瀬 典子 -

watase

 家庭科は(「家庭科的」な教科も含めると)世界の様々な国で、各国独自の特徴を持って展開されています。

 私は「家庭科」カリキュラムや教材を通し、現代の人々のライフスタイル選好、過去から現在に至るライフスタイル変容の過程などに注目し、検討しています(左の写真:北米、英、豪の家庭科教科書、明治・大正期の教科書)。

 そのほか、高齢期の家族・社会との関係性構築というテーマにも関心を持っています。

<研究内容>
北米の家庭科カリキュラム研究、生徒の福祉意識、
市民性育成と福祉体験活動、
高齢者のQOLと地域社会
<講演・講義可能なテーマ>
北米における家庭科教育研究の動向

研究室の紹介 - 准教授 : 三井 隆弘 -

mistui

 地域や特定の集団の食や健康についてのフィールド研究を行っています。個人差だけでなく、年齢、地域、経済・教育の状態などによっても、食や運動の習慣が異なることはひろく知られています。また、筋力などの運動機能だけでなく、消化・吸収機能も成長あるいは老化によって、大きく変化します。そのため、集団によって、疾患の罹患率は大きく異なります。全国発の研究が多いなか、この地域でしかできない研究ができればと考えています。加えて、実験計画法や科学教育・科学史に関する研究もはじめました。

<研究内容>
食生活と生活習慣病、要介護高齢者の栄養状態
<講演・講義可能なテーマ>
生活習慣病や寝たきり予防のための食生活と運動