岩手大学大学院教育学研究科
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Messages from < 音 楽 教 育 専 修 >

川口 明子 准教授;音楽科教育
 学生時代に縁あって、インドネシアの伝統音楽ガムランと筝のカチャピに出会い、今日まで研究と演奏を続けています。ドレミとは異なる音律や青銅のゴング特有の深い響きなど、西洋音楽の物差しでは測れないアジアの音楽の魅力を皆さんにも紹介し、これからの音楽教育のあり方を共に考えていく授業を展開できたらと考えています。<人と音と身体>の関係をテーマに、世界の音楽の伝承と学習のプロセス、その教材化の探求を行っています。

白石 文子 准教授;音楽科教育
 音楽科教育のありかたについて、米国との比較も取り入れながら、歴史的・哲学的な観点から研究しています。子どもたちはなぜ音楽を学ぶのか?何をどのように学ぶべきなのか?これらについて先人の智恵を参考にしながら大いに議論し、自分なりの考えを持つことが大切だと思います。そのためには書物から学ぶべきことがたくさんあります。私の授業では、理論書の購読や文献研究を中心として、想像力と創造力を大いに働かせて考える力を磨くことを目指しています。

牛渡 克之 准教授;器楽(管楽器)
 管楽器は基本的に一人では何もできません。
 管楽器奏者は常にアンサンブルすることを要求されます。しかし他人と一緒に演奏することは容易なことではありません。
 いい音が出てくれない!と怒り、合わない音程に落胆し、表現方法を論争し、リズムに悩む。仲間の一人がその日絶好調であれば、別の仲間は必ず不調です。
 時には奏者同士の人間関係に傷つき、一人だったら楽なんだけどな〜、と投げやりな気持ちになってしまうこともあります。
 それでもアンサンブルは文句なく楽しい。
 初めて出会った人間が音を合わせる。合わせていくことでお互いに理解を深めていく過程はまさしく「人生の縮図」といえます。楽しいことだけではありませんが、しかしアンサンブルのあとには、かならず大きな何かを得ることができます。
 こんな管楽器の世界で、是非一緒に悩んでみませんか?

佐々木 正利 教授;声楽
 音楽を教えるためには何が必要でしょうか。私はいつもそれを自問自答しています。お前は音楽が心から好きか?、お前は音楽をどれほど知っているか?、お前は自分自身で音楽をしているか?、お前の音楽は時代遅れではないのか?、そして、お前は音楽の伝達の仕方を工夫しているか?、最後に、お前が一番音楽を楽しんでいるか?!これらの問いに、即座に「うん」と答えられない私だからこそ、たくさんの仲間に囲まれて、励まされています。みんながみんな、よりよい「うん」を求めて、楽しく、厳しく音楽と対峙しています。カンタービレとハーモニーとエスプレッシーヴォの精神で。かくいう私の専門は、独唱、合唱、そして指揮です。音楽、いいですよ!!!

山本 裕之 准教授;作曲
 20世紀以降、音楽は世界の潮流と共に多種多様な表現の世界を漂っています。その中では、どのような音楽を作るのかよりも、何故そのような音楽を作るのかが問われます。方法論のみならず、多様な視点から音楽を捉えることによって、思いがけない作曲の世界を展開することができるかもしれません。

重野 和彦 教授;器楽(ピアノ)
 ピアノ実技については、これまでの演奏活動、ロンドンでの13年間の留学経験からの音楽談義を交え、2台ピアノでの実際の演奏による緊張感のある厳しい個人レッスンをしています。また、他にも声楽・器楽の伴奏、連弾や二重奏などのアンサンブル等の実際の演奏指導と客観的な評価を交えた自由な楽しい授業も開講しています。プロフィールとしては、大の車・鉄道・飛行機好きで食通。日本人離れの感覚で良く喋ります。

木村 直弘 教授;音楽学
 人間は「何故?」と問い、思考することができる動物です。そうした問いかけから「学問」も生まれてきました。よって、そうした学問の対象が音楽あるいはそれに関連する事柄になる場合も当然あります。こうした問いかけに由来する「音楽学」という学問分野は、一般に想起される音楽史学だけでなく、音響学、音楽心理学、音楽社会学等々、音楽に関連した学問諸分野をも包括的にとりこんだものです。ただ音楽を演奏し、聴くだけで十分満足という方が大多数を占める中にあって、音楽そのものあるいは音楽にまつわる事象について「何故〜なの?」という問いかけをし、それについ自分なりの答えを出してみたい方、是非一緒にさまざまなアプローチを試みてみませんか?ちなみに、小生、当初音楽美学を志し、その後主として19世紀後半から20世紀前半までの独墺圏の作曲家の音楽や音楽思想を中心に研究してきましたが、最近はジェンダーや中国にも興味をもち、音楽社会学的・文化人類学的な視点からの研究も併せて進めているところです。教育・研究の対象は音楽やそれに関連する事柄ですが、そうしたすぐれて人間的な営為の産物である音文化研究を遠して、最終的には「人間」の本質の一側面を照射できたらと思っています。

[大学院生よりのメッセージ]


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