教育学研究科紹介

研究科長挨拶

ようこそ!  岩手大学教職大学院へ 

教育学研究科長        遠藤孝夫
教育学研究科長        遠藤孝夫

 平成28年4月、岩手大学に教職大学院が開設されました。教職大学院では、これからの学校教育をリードする専門的力量を備えた管理職及びミドルリーダー教員と、新しい学校づくりの有力な担い手となる新人教員を養成します。

 これまで岩手大学の教育学研究科は、修士課程として学校教育実践専攻と教科教育専攻の2専攻が置かれていましたが、平成28年度からは専門職学位課程としての教職実践専攻だけとなりました。この教職実践専攻がいわゆる教職大学院であり、教員養成に特化した大学院です。本学の教職大学院の修了者には、「教職修士(専門職)」の学位とともに、既に保持している免許状に応じた専修免許状(特別支援学校教諭の専修免許状も取得可)が付与されます。教職大学院の入学定員は16名で、このうち8名は岩手県教育委員会から研修として派遣される現職教員(現職院生)、残り8名は学部から進学してくる学卒院生となります。院生を指導する教員組織も大きく変わりました。これまでは、約80名の学部教員が同時に教育学研究科の教員も兼務していましたが、教職大学院では「研究者教員」8名と学校現場での豊富な教育実践経験を有する「実務家教員」7名、合計で15名が専任教員となり、それに学部教育を中心に担う約20名の教員が兼担教員として協力する体制となりました。

 教育課程も大きく変わりました。これからのスクールリーダーには、①学校改革力、②学習指導力、③子ども支援力、④特別支援教育力という、学校教育を俯瞰する4つの専門的力量が必要であることから、これらの力量形成に資する授業科目として10科目20単位を必修としています。その上で、院生各自が学修ニーズに応じ、専門的力量をさらに深化できるようにするため、「学校マネジメント力開発プログラム」、「授業力開発プログラム」、「子ども支援力開発プログラム」、「特別支援教育力開発プログラム」の4プログラムを用意しています。また、全ての院生が、「学校マネジメント力開発実習」、「授業力開発実習」、「子ども支援力開発実習」という3種類の実習を行い、スクールリーダーとしての実践的力量を育成するようにしています。

 最後に、学卒院生への修学支援として、岩手県教員採用試験の合格者の場合は、2年間の名簿登載延長の特例が認められ、また岩手大学独自の奨学金貸与制度も設けました。この奨学金は岩手県の教員に採用されれば返還が免除されます。

 以上のように、岩手大学教職大学院は、高度な専門的・実践的力量を有する教員を養成することにより、これまで以上に岩手県をはじめとする地域の学校教育の発展に貢献したいと考えています。皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。