年 | 出来事 |
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2008年4月-2010年9月 | 京都大学大学院理学研究科・研修員 |
2010年10月-2011年10月 | 京都大学大学院理学研究科・教務補佐員(新学術領域・地殻流体) |
2011年11月-2012年3月 | 中国科学院・地質与地球物理研究所 博士研究員(中国科学院外籍青年科学家プログラム) |
2012年3月-2014年8月 | 東京大学理学研究科・地球惑星科学専攻(日本学術振興会特別研究員PD) |
2014年9月-2019年3月 | 名古屋大学博物館 特任助教(モンゴル自然誌プロジェクト担当) |
2019年4月-2020年9月 | 京都大学大学院理学研究科・地質学鉱物学教室 特定助教 |
2020年10月-現在 | 岩手大学教育学部 准教授 |
苗村 康輔
Kosuke Naemura
岩手大学教育学部 理科教育
准教授 地学担当
ひとこと
30歳までは京都で岩石学を学んできました。
博士取得後、研究の道を続けたかったので、思い切って海外に飛び出しました。
中国・モンゴルでは一年を通して現地に滞在し、生活をしてきました。
何でも美味しく食べることができるので、異国での生活を楽しみました。
研究では、地下深くからやってきた岩石を採集し調べることで、過去および現在の地球内部を調べています(といっても高々100km程度)。
これまで、ヨーロッパのバリスカン造山帯、青海省のチベット高原北部(柴達木地塊)、モンゴルのアルタイ山脈を訪れ 地下50-100km程度の深度から地表に浮上した岩石を研究してきました。
地下深部を調べるのに、直接穴を掘って「地底旅行」をしようと思うと、莫大なお金が掛かります。
それに比べて、自然のプロセスで浮上した高圧変成岩を調べるためには、飛行機代と車代くらいしか必要ありません。
その意味で、(変成岩)岩石学者は「格安で地底旅行をしている」ようなものということができます!!
40歳を過ぎて初めて岩手県にやってきました。蕎麦と温泉が大変気に入りました。
ウランバートルで冬場を過ごしたため、厳しい盛岡の冬にも適応することができそうです。
私の狭い専門は「岩石学」ですので、岩手大学のマスコットキャラクター「がんちゃん」のことが非常に好きになりました。
岩手県は宮沢賢治を始め、数多くの地学研究者・愛好家を輩出した土地であります。
今後、岩手県の地の利を活かした研究教育活動を行っていきたいと思います。
職歴
学歴
年 | 出来事 |
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1994年4月-1997年3月 | 白陵高等学校(普通科)卒業 |
1997年4月-2002年3月 | 京都大学理学部理学科卒業(地質学鉱物学教室) |
2002年4月-2004年3月 | 京都大学大学院理学研究科修士課程(地球惑星科学専攻)修了 |
2004年4月-2008年3月 | 京都大学大学院理学研究科博士課程(地球惑星科学専攻)修了 |
所属学会
- 日本鉱物科学会
- 日本地質学会
- 地球年代学ネットワーク
主要な研究テーマ
- ザクロ石かんらん岩に記録されたコーナー対流運動とマントルウェッジの化学環境の解読
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