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2024年7月19日

楽しくしなくっちゃ!

 

 年中組のA君は樋を使って水を流しています。つなぎ目から水が漏れると、あ~↓。でも、修理してまた水を汲みに行きます。水を汲みに行くときのA君は、早く水を汲みたくて、早く流してみたくて自然に足早になっています。心がはずんでいるように見えます。

 1本の樋の真ん中辺りから水を流すと…あれ?水が戻ってきちゃうな。なんでだろう??? どうするのかと思いながら見ていたら、水が流れ落ちるところにバケツを置きました。そして、バケツに溜まった水を穴に流して、水が溜まる様子を満足そうに眺めていました。

 なんでだろうと考えたり、こうしたらうまくいくかな、と考えて何度も繰り返したりする姿から、A君の真剣さが伝わってきて、嬉しい気持ちになりました。

 いつも使っている樋スタンドはプールを支えるために使われていました。プールでは、自分で作ったスクリュー船を走らせ楽しんでいます。

 さて、樋スタンド。

 ないなら何が使える?と考えてコンテナを持ってきました。「あとこれくらい高くしないと水、行かないよ。」とB君が言うと、発砲ブロックや丸い椅子を持ってきて高さを調節するCちゃんや、水が漏れているところを発見して直すDちゃんも。水を流したい!という目的をもつと自然発生的に役割ができてきて、それぞれがその役割を遂行していったようです。年長さんだからこその姿ですね。

 幼稚園にはたくさんの環境があり、それらを使って遊んでいるのですが、「たりないこと」も考えを出し合って遊ぶために大事なことなのだと気付かされました。

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