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学芸学部(教育学部)同窓会の設立と発展過程

  1. 学芸学部・教育学部同窓会(北桐会)設立

     学芸学部甲類の第一回生が卒業した昭和28年、黒澤誠教授(のち岩手大学長に就任)の働きかけにより同窓会設立の気運が高まり、同年3月14日の卒業式当日に学芸学部学生大会が開かれ、同窓会設立が議決された。同窓会世話役には第1回卒業生の谷地章・咲山福栄・穴倉圭介3氏が選ばれ、続いて藤原政美・川村吉司両氏が評議会委員長を昭和33年まで勤め、同年4月には同窓会の名称が、通称「北桐会」と呼ばれるようになった。
     昭和41年に学芸学部北桐会を「教育学部」北桐会と改称し、昭和58年の北桐会結成30年記念事業(高橋哲雄会長)そして平成5年の北桐会40周年記念事業(高橋功宜会長)、平成15年の北桐会50周年記念事業(中村順良会長)を経て創立から数えて現在19,177名の会員を有する会に発展した。

  2. 師範同窓会と共に

     岩手師範学校、岩手女子師範学校、岩手青年師範学校の同窓会は、北桐会にとっては先輩にあたります。盛岡師範学校創立以来を記念した九十周年記念事業(昭和40年)を機に互いの同窓会で名簿を発刊する事になり、あわせて記念事業として寄付を募り同窓会館を建設する計画等が進められ、教育学部同窓会館は昭和43年に竣工した。その後、昭和50年に教育学部創基百年記念事業協賛会が連合同窓会(岩手師範、岩手女子師範、岩手青年師範、教育学部)の発展事業として「財団法人岩手教育文化センター」を設立することを決め、地域の教育文化の向上のための活動をスタートさせている。

  3. 名簿と会報

     北桐会の主な事業は名簿と会報の発行である。名簿の発行は昭和30年に学芸学部同窓 「同窓会員名簿」を刊行して以来、昭和33年学芸学部同窓会「会員名簿」刊行、昭和40年「学芸学部同窓会名簿」刊行、昭和50年教育学創基百年記念、「北桐会会員名簿」刊行、昭和58年北桐会結成30周年記念「同窓生名簿」刊行、平成5年北桐会創立40周年記念「会員名簿」刊行、平成10年北桐会創立45周年記念「会員名簿」刊行、平成15年北桐会創立50周年記念「会員名簿」刊行、平成20年北桐会創立55周年記念「会員名簿」刊行まで8冊を数える。
     会報は昭和35年の創刊号を初めに第11号までタブロイド版、昭和47年12号から体裁をB6判の雑誌に改定し、20周年、30周年、40周年の記念特集号を刊行し、平成11年「北桐」38号(発行部数14,500部)からタブロイド版の新しい体裁で刊行している。編集委員会は創刊号のころは盛岡工業高校を中心に置かれたが、その後上田中学校に担当が移され、現在に至っている。主な内容は巻頭言、桐の葉物語り、キャンパス便り、教官から見た教育学部、支部便り、事務局だより等である。

  4. 支部組織の誕生

     佐々木盛男会長(初代)、咲山福榮会長(2代)を経て小野格保会長(3代)の頃から支部結成に尽力され、県内を中心に支部組織が誕生した。その後、伊藤昌夫会長(4代)の時期に卒業生が他県に就職することも多くなったことから、支部の拡大をはかるため、関東支部、関西支部、北海道支部の結成を働きかけた。現在支部は県内支部9支部、県外都道県8支部に及ぶ。支部の活動の様子が本部事務局に寄せられており、会報「北桐」にも掲載されている。

  5. 事務局と資料収集

     事務局は、はじめ上田中学校など、大学の外に置かれていたが、佐々木盛男会長の時期から学部内に置かれている。一度、太田瑞雄会長(5代)の時に盛岡工業高等学校に置かれたことがあったが、その後、ふたたび大学内に移され、平成元年大学敷地内の同窓会館に事務局が設置され、事務員を1名採用し現在に至っている。太田瑞雄会長の時期には同窓会資料の整備に力を入れ、行事写真、会員の著書などを事務局に整備、保管すべく努力し、現在の資料収集の事業へと受け継がれている。集められた資料は396にのぼる。

  6. 植樹事業

     石川桂司会長(8代)の時期に北桐会30周年記念事業の一つである植樹事業契約を締結(青森営林局)し、多くの人たちの努力により分収林事業はスタートした。分収林所在は岩手県盛岡市玉山区藪川外山第一国有林。面積は53,583m2。栽植樹種及び本数は落葉松12,300本。武田豊蔵会長(9代)の適切な指導のもとに下刈り作業等が順調に進められ、育った苗は見事な植林を形成している。現在本部では春季・秋季に視察を行っている。

  7. 会員・準会員活動援助

     支部の設立と充実のため支部援助金を支出している。なお、支部育成が充実して行くなか、各支部が財政的に一本立ちすることが今後の課題になってきている。準会員へは、入学時に、高橋功宜会長(10代)時期にCD化した学生歌・寮歌のCDを配布し、卒業時に、Tシャツを贈呈している。

  8. 会則及び諸規定の整備

     駒井健会長(6代)は昭和45年頃から会則及び諸規定の整備に取り組み、慶弔規程の制定と昭和49年と51年に会則の改正を行った。その後会則は56年、57年、平成元年、4年、7年と改正を重ね、平成11年北桐会第40回評議員会においては、学生定員100名減に伴う教育学部課程改組に対応するとともに、同窓会活動の21世紀への展望を切り拓くために、大幅な会則改正が検討され承認された。