岩手県立高田高校学習支援プロジェクト

岩手県沿岸被災地の高校への辞書と参考書のご提供、ありがとうございました。
事業としては、いったん終了いたしました。
今後も要請があれば動き出したいと思いますので、よろしくお願いいたします。


2011年7月29日版 (前号は5月6日版です) ■岩手大学の授業も5月から本格的に始まり、ご報告がままならず申し訳ありません。 5月5日に高田高校に第一便をお送りしたあとのことを、まず簡単にご報告します。 詳細はもう少しお待ち下さい。(8月は復興支援プロジェクトで時間が取れません) ■結果的に、高田高校ほか5つの高校にお送りすることができました。  これは、始業式まで高校が避難所になっており、先生方からの依頼がなかなか出てこなかったためです。  たくさんの辞書と参考書をお送りくださり、本当に助かりました。ありがとうございました。 0)最終的に、辞書は約2300冊、参考書は約4200冊ご提供いただきました。 1)高田高校、山田高校、大槌高校、久慈の3高校、陸前高田一中避難所等にお送りしました。 2)高田高校へは、高田高校の先生個人のトラックで2回運びました。 3)山田高校へは、ご依頼のあったSAVE IWATEさんのトラックで5月8日に運んでいただきました。 4)大槌高校へは、大槌高校着払いの宅急便でお送りしました。 5)久慈地区の3高校へは、NPO法人の方が自家用車で運んでくださいました。 6)高田一中避難所へは、一関の英語塾の方が自家用車で運んでくださいました。 7)どうしても残った古語辞典約140冊は、岩手大学地域連携推進センターに保管して、ニーズを探しています。 ※各校への冊数につきましては、後日報告いたします。(メモ書きのまま保管しています) <募集外の物品について> 1)2000冊いただいた某大学ロゴ付きファンシーノートは、高田高校が600冊持ち帰り、あとは学童に500冊、非被災高校に700冊引き取っていただきました。家も仕事も親も失って進学をあきらめた生徒には酷だと思います。まだ200冊が私の手元に残っています。その他のノートは児童用でしたので、学童保育施設にお願いしました。 2)教科書は教育委員会から支給されるので募集しませんでしたが、送られてきました。岩手大学教育学部の研究室で使えるものは希望者に引き取ってもらいました。教員養成に使わせていただきます。また、支給されないことになった理科総合は、他の高校からも集めて、高田高校に持参する予定です。残りの教科書1100冊は廃棄しました。 3)ハガキはお礼のためにこれから使わせていただきます。 4)図書カードは高田高校に差し上げたいと思います。 5)電子辞書約50台は、家が流され職員室が流された高田高校の先生に差し上げました。(助かりました) ■5日までの報告(画像が21枚あります) ■中間報告(5月1日まで仕分け分) ■現在の高田高校は、仮校舎である大船渡の廃校に入っています。  1学年5クラスの高田高校が、1学年3クラスの廃校に入っており、非常に窮屈です。  よりよい教育環境(モノの充実ではないはず)が早く与えられることを願っております。 ■連絡・問い合わせ先:梶原(かじわら)です。(高田高校ではありません) takata-hs@kajipa.sakura.ne.jp

岩手大学教育学部 梶原昌五