校長からの挨拶

南には国指定天然記念物のシダレカツラの古木があり、北には藩校作人館で祀っていた孔子像を納めた葛西萬司による盛岡聖堂があり、リンゴ園に囲まれた遠野街道沿いの静閑な住宅街に本校は位置しております。豊かな自然と歴史に恵まれたこの地で、現在、小学部、中学部、高等部の53名の児童生徒たちが学んでおります。本校は、知的障がいのある児童生徒を対象とした特別支援学校で、岩手大学教育学部に附属しております。地元密着の小規模校ではありますが、常に大学と緊密な関係をもち、少人数の恵まれた教育環境は、県内外の教育の発展に大いに寄与していると自負しております。
昨年は創立50周年を迎えました。今までの歴史を感じるとともに、子どもたちが、将来にわたって、心身ともに豊かな人生を歩むことができるよう、教職員一同さらなる奮闘努力をする所存でございます。本校は地元のみなさまのご協力で成り立っております。どうぞ、ご理解の上、ご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
本校の任務
本校は知的障がいのある児童生徒を対象とした特別支援学校で、小学部・中学部・高等部を設置している。学校教育法に定める特別支援学校の目的に基づく任務に加え、岩手大学教育学部に附属しているため次の任務をもっている。
- 充実した教育実践及び先導的な研究を通して県内外の教育の発展に積極的に寄与する。
- 教育実習の実施等、教育学部学生等への教育に当たる。
- 教育の実践研究を行うとともに、教育学部との研究協力や共同研究を推進する。
沿革
昭和49年4月 | 附属小・中学校特殊学級を改組し、附属養護学校設立。 初代校長に菊池一美教育学部教授就任。 |
---|---|
昭和49年11月 | 開校式挙行 |
昭和50年4月 | 高等部設置 |
昭和51年9月 | 第1回学校公開研究会開催(以後、隔年公開) |
昭和52年4月 | 第2代校長に大沢博教育学部教授就任 |
昭和53年6月 | プール落成式挙行 |
昭和55年4月 | 第3代校長に上田郁夫教育学部教授就任 |
昭和57年4月 | 「幼児教室」を開設 |
昭和58年4月 | 第4代校長に山本實教育学部教授就任 |
昭和59年5月 | 創立10周年記念式典を挙行 |
昭和61年4月 | 第5代校長に高橋哲雄教育学部教授就任 |
昭和63年12月 | 日常生活訓練施設完成 |
平成元年4月 | 第6代校長に中山文雄教育学部教授就任 |
平成4年4月 | 第7代校長に野坂幸弘教育学部教授就任 |
平成6年1月 | スクールバス更新 |
平成6年6月 | 創立20周年記念式典を挙行 |
平成7年4月 | 第8代校長に菅原正和教育学部教授就任 |
平成8年3月 | 体育館ステージ増設 |
平成10年4月 | 第9代校長に箱石匡行教育学部教授就任 |
平成11年3月 | 実習棟新営及び給食室改修工事完成 |
平成11年5月 | 実習棟落成式挙行 |
平成12年3月 | 校内LAN整備 |
平成13年4月 | 第10代校長に加藤義男教育学部教授就任 |
平成14年7月 | 第1回公開講座開講 |
平成16年4月 | 第11代校長に鎌田文聰教育学部教授就任 特別支援教育センター開設。 |
平成16年6月 | 創立30周年記念式典を挙行 |
平成17年4月 | 2学期制導入 |
平成17年9月 | バリアフリー工事完成 |
平成19年4月 | 第12代校長に我妻則明教育学部教授就任 |
平成19年4月 | 校名を「岩手大学教育学部附属特別支援学校」に変更 |
平成22年4月 | 第13代校長に宮﨑眞教育学部教授就任 |
平成25年3月 | 校舎改修工事 完成 |
平成25年4月 | 第14代校長に名古屋恒彦教育学部教授就任 |
平成26年 | 創立40周年事業実施(祝う会、植樹、記念誌) |
平成28年4月 | 第15代校長に清水茂幸教育学部教授就任 |
平成31年4月 | 第16代校長に上濱龍也教育学部教授就任 |
令和4年4月 | 第17代校長に安井もゆる教育学部教授就任 |
令和6年 | 50周年事業実施(記念式典、祝う会、記念誌) |
令和7年4月 | 第18代校長に本田卓教育学部教授就任 |
学校教育目標
現在及び将来の社会生活において、主体的に、そして豊かに生きる人を育成する。
- やりがいをもって意欲的に活動する人
- 自分の力で取り組む人
- 自分の役割に進んで取り組む人
- 精いっぱい活動し、満足感・成就感をもつ人
- 仲間とともに協力する人
- 心身ともに豊かに生きる人
交通案内
バス
- 盛岡駅前〔東口〕発(長岡線)「附属特別支援学校前」下車、徒歩3分
タクシー
- 東北本線仙北町駅から約10分
- 東北本線盛岡駅から約15分
