文字サイズ
お知らせ

教職大学院トピックス 7~9月

2021.11.17

9月

総合実習➂「高等学校」(学卒院生1年次)
 教職大学院の総合実習の一環として高等学校で実習を行ってきました。私は中学校を専門としていますが、他校種の実習を経験することで教科や生徒理解の視野がとても広がります。校種に縛られずに学びを深めていくことが大切であると考えました。また教職を志す高校3年生と、院生とで教育懇談会を行いました。教職について高校生と質疑を交えながら考え、話し合うことで、教職という仕事の素晴らしさに改めて気付くことができた会であったと思います。
学校マネジメント力開発実習B(学卒院生2年次)
 各分掌の主任の先生方との対談により、多くの目的や信念、考え方や大変さ、実際の活動等に触れることで、より深く学ぶことが出来ました。この経験は、大学院生という立場であるからこそ出来たことであり、大学院の強みであるとも感じました。一方で、あくまでも対談からのものであるため、依然として実践の経験は少ないです。しかし、各分掌の目的や役割、活動を学んだことは、教員として働く際の大きな助けになると実感しています。

8月

総合実習➁「幼稚園」(学卒院生1年次)
 8月31日から3日間、附属幼稚園で実習を行いました。今回の実習での一番の学びは環境構成の重要性です。丁寧に幼児理解をした上での環境づくりが、幼児の主体性や創造性を引き出すのだと思いました。短い時間でしたが、幼児と本気で遊び、真摯に向き合う中で、これから児童や生徒とどのように関わっていけばよいのか改めて考えさせられる機会となりました。今回の学びを今後の実習や自分の専門性につなげていきます。
総合実習①「特別支援学校」(学卒院生1年次)
 8月23日~25日の3日間、附属特別支援学校で実習を行いました。本実習では、特別支援学校における教育目標や子ども理解、校務分掌について等様々なことを学び、経験することができました。私は特に、「集団と個別の指導形態」に着目し、その両方を観察できたことが印象的でした。自立は集団との関わりなしでは成し得ないため、個の特性等に応じた個別の指導と、集団で活動している中の個人という観点の両方を意識した指導形態を充実させることが、自立に向けた教育へとつながると改めて感じました。

7月

教職大学院の授業風景➂

「心理教育的援助サービスの理論と実践」

 特別支援教育に関わる発達障害や学習障害、いじめ防止プログラム等について学んでいます。支援を要する児童生徒の諸要因や多様な支援の在り方を教職大学院の先生方から学び、非常に有意義な日々を送っています。今まで現職として実践してきたことを振り返りながら理論を深めることは、今後の大きな糧になると感じます。現在は、М1メンバーで心理教育の理論を深め、秋の附属小・附属中での心理教育の授業実践に向けて取り組んでいます。 
教育実践研究中間発表会(2年次)
 M2は、これまでの研究の成果と課題について中間発表を行いました。昨年度の1月に発表した際の研究背景や理論に加え、その理論に基づいた連携協力校での実践の様子を伝える機会となりました。しかしながら、まだ研究として不十分な点も見られます。参会して頂いた方々からのご助言やご指導をもとに、半年後の最終発表会までにより良い研究になるように、そして、学校現場に成果を還元できるものになるように努めていきたいと思います。