教職大学院トピックス 12~1月
2023.03.23
1月
中間発表会を終えて
1月20日(金)にM1中間発表会が行われました。教職大学院では院生が各自の研究テーマに基づいて理論知と実践知の双方からアプローチした教育実践研究に取り組んでいます。今回の発表は、入学して約1年を過ごしてきたM1の院生がこれまでの成果を整理すると共に、まとめまでの方針を確認し修正のための助言を得ることを目的として実施されました。それに適うたくさんのご指導・ご助言をいただきました。実践研究のさらなる向上を目指して参ります。
ゼミの魅力
教職大学院での学びの醍醐味に“ゼミ”があります。個人でテーマを設定し、2年間で研究を進めていく上で、教授の導きと共に学ぶ院生との議論は、貴重な機会となっています。院生は、個人で文献や資料と向き合い、調査分析などの準備をして定期的にゼミに臨みますが、自分一人では得られない気づきと学びの広がりをゼミを通して実感しています。関心ある分野に対して主体的に専門性を追究し、深化することができるのがゼミの魅力です。
12月
総合実習(小・中学校)
総合実習は、授業づくりや子ども達との関わり方について悩みを抱えつつも、実習指導の先生方からアドバイスをいただきながら授業改善を重ね、よりよい授業を考え実践することができ、自身の成長を実感できる実習になったと思います。また、学部時代の実習とは異なり1つの学級に1人の配属になります。その分、子ども達や担任の先生と濃密な時間を過ごすことができました。この経験は、書籍や講義からでは決して得られないものだったと思います。今回の実習を経て、私が思い描いている「教師」としてのよさや改善点が明確になりました。次年度の実習や自身の実践研究に活かしていきたいと思います。
学校カウンセリングの技法
この授業では、実際に受講者同士でカウンセラー役とクライエント役となってカウンセリングを行い、その様子を授業に持ち寄って皆でディスカッションを行います。カウンセリングを体験してみて、子ども達の気持ちや行動を自分の決めつけで判断してしまうことや、子どもに対して自分の価値観を押し付けてしまうこともあるのではないかと振り返る機会になりました。また、クライエントの話の聴き方についても学ぶことが出来ました。これは自分が教員になった際にも活かせると思います。子どもの気持ちに寄り添うことについて改めて考えることができた授業でした。