教職大学院トピックス 4~5月
2023.08.01
5月
専門職としての教員の在り方とその力量形成
5月に行われた本授業では、「授業研究の意義と実践」というテーマで「授業研究とは何か」について考えた。ある授業で出された学習者の気付きをまとめ、その授業改善の方策をグループで考察しました。仲間と共に試行錯誤しながらKJ法で分類する作業を通して、お互いの考えや思いを相対化することができ、大変多くの気付きがありました。実習校で授業した際も、本授業で学んだことを生かし、児童の振り返りを分析するなど自分自身の授業改善につながっていると実感しています。
心理教育的援助サービスの理論と実践
大学院での授業は学校現場を想定し、学校現場で役立つ理論を日々学んでいます。その中に「心理教育的援助サービスの理論と実践」という科目があります。この授業はオムニバス形式で行われ、学習心理学、特別支援教育の観点からユニバーサルデザインの授業を意識した授業や学習環境などについて学んでいます。授業は理論だけでなく、演習がふんだんに盛り込まれ現職の先生方と互いに学び合うことを通して、これからの実践にどのように活かしていけばよいか考えることができる理想的な環境です。
4月
新入生オリエンテーション
令和5年度入学(第8期生)の16名を対象にオリエンテーションが行われました。県教育委員会及び盛岡市教育委員会、連携協力校のご指導、ご支援の下、岩手大学の教職大学院で学べることに感謝しながら、それぞれ個人の能力を高め、教育現場で発揮できるよう、志を再度確認する時間となりました。教職大学院は、現職院生と学卒院生が校種や経験の枠を越えて交流し合える恵まれた環境にあります。これまでの自分自身を振り返り、教職大学院で学んだ学校教育に関する「理論と実践の融合」の理想のもと、学校や子ども達に還元できるよう2年間学んでいこうと決意しました。
第8期生を迎えて
4月とは思えないほど暖かく、満開の桜が咲き誇る今日この頃、教職大学院にも新たなメンバーが加わりました。第8期生16名の皆さん、ようこそ、教職大学院へ。皆さんの、緊張感もありながら意欲溢れるまなざしに、私たち7期生も刺激を受けながら毎日を過ごしています。大学院では経験豊富な先生方や異校種・異世代の院生との交流を通して、これまでの実践を振り返ったり、授業や学校に対する考え方をより深めたりすることができます。困ったことがあったらぜひ7期生を頼ってください。そして、未来を担う子ども達のために教育のさらなる発展を目指して共に学んでいきましょう。
マネジメント実習
新任指導主事研修会への参加をはじめ県教育委員会での貴重な実習を通じて、教育環境の整備や教育活動への支援・促進等、教育行政の役割と重要性を学びました。また、国や県の施策は、未来を切り拓く子ども達を見据えており、教育行政に携わる方々と学校現場の教職員は共通の想いで業務を遂行していることを実感しました。今後は学校現場と行政を繋ぎ、「チーム岩手」の推進を担える人材となるため、引き続き研究と修養に励みます。