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お知らせ

教職大学院トピックス 4~5月

2024.06.18

4月「新入生オリエンテーション」

令和6年度入学(第9期生)の14名を対象にオリエンテーションが行われました。最初は、きれいでモダンな施設の教職大学院棟に緊張感が高まっていくのを感じました。各地から集まった現職の皆さんや、そして学卒の皆さんも同様な面持ちであった様子でした。しかし、オリエンテーションでは、先輩院生の皆さんからの丁寧な説明と温かい笑顔に包まれ、安心感をもって教職大学院で学べることに喜びを感じました。岩手県教育委員会及び盛岡市教育委員会、連携協力校のご指導、ご支援をいただける環境に感謝するとともに、この恵まれた環境に甘んじることなく、2年間学びを深めていく決意を新たにしました。

「第9期生を迎えて」

3月に7期生の先輩方を送り出し、寂しさに包まれていた私たちのところへ、新しく14名の第9期生のみなさんが入ってきてくださいました。とても明るい方々で、当初抱いていた寂しさがいつの間にか消えていました。そしてそれと同時に、もう1年経ったのかと、時が経つスピードの速さに圧倒されています。9期生の皆さん始め、同期の8期生ともこうして大学院で共に過ごすのはたった1年です。出会いに感謝し、みなさんと素敵な思い出をたくさん作っていきたいと思います。

5月「マネジメント実習」

昨年度は、県教育長様、義務教育課長様など、岩手の教育を先導している方々のお話を聞くことができました。今年度は、さらに県指導主事会議に参加することで、国や県の施策や具体的な取組について学ぶことができました。今年度は「すべての子どもたちと学校のウェルビーイングの実現」を目指しており、県や市町村教育委員会もその実現の下支えとなるべく日々業務に励んでいることを学びました。今後も、学校現場と教育委員会が連携し、ウェルビーイングの実現に向けて取り組んでいきたいと思います。

「専門職としての教員の在り方とその力量形成」

5月の本授業では、「授業研究の意義と実践」というテーマで、生徒指導上の問題を学級全体で解決していく様子を知った学習者の感想をKJ法で分類し、授業の改善策をグループで考察しました。仲間とともに一つ一つの感想を分類する作業を通して、お互いの考えや思いを相対化することができ、多くの気付きと学びがありました。連携協力校で授業をした際にも、参観者の感想や児童の振り返りの分析をするなど、自分の授業改善にも生かされていると実感しています。

「心理教育的援助サービスの理論と実践」

本講義では学校心理学に基づく心理教育的援助サービスの考え方、意義、方法などを学習します。これまでに、実際の学校現場を想定した事例に対する支援方法、学習への困難さを抱える子どもに対しての理論的なアプローチ等を学びました。理論としての知識だけでなく、具体的な実践としてどのようにしていくのか学生同士、現職の先生方との対話を通して考えることができ、自分自身の授業力や子ども理解の方法として力にしていくことができます。