教職大学院トピックス 6月・7月
2025.09.04
6月「異校種実習(附属特別支援学校)」
M1学卒院生は、6月に附属特別支援学校で2日間の実習を行いました。小・中・高等部の授業観察だけでなく、配属学級での授業補助などを通して、児童生徒と多く関わることができました。現場の先生方は、生活年齢や児童生徒の実態に合わせた指導を意識して行っていました。また、児童生徒一人一人が卒業するまでに目指すゴールを設定し、そのために必要な指導のあり方を考えながら、児童生徒に関わっていることを学びました。今回の学びを、これからの実習で活かしていきたいと思います。
「いわての復興教育の実践と課題」
「東日本大震災の当時の状況を振り返り,互いに語り合うこと」から、本講義は始まりました。講義では復興に向けた学校や地域、行政の関わりやつながりを学ぶことができました。今年のM1は、先輩方が取り組まれた「語り・継ぎ」トランプの改訂に取り組みました。先輩方の思いを感じながら熟議を繰り返し「残すもの・改訂するもの」を精選しました。最終的には、制作(改訂)した新しい「語り・継ぎ」トランプを実際に活用することができ、大きな成果となりました。本講義を通して震災を知り、復興の在り方や進むべき未来について学ぶことができました。この経験を次の世代に「語り・継ぐ」ことが私たちの使命であると思っています。
7月「連携協力校での学び」
私たち院生は、毎週1回、連携協力校で専門実習を行っています。この専門実習では、大学院で学んだ理論を実践するだけでなく、実際に支援・指導を通して多くの学びや気づきを得ることができます。自分なりの視点を持ち、考えを深めることができる貴重な機会となっています。先生方のご指導から多くのことを学び、理論と実践を融合させながら、自らの力にしていきたいと思います。
「異校種実習(附属幼稚園)」
M1学卒院生は、7月の2日間、岩手大学教育学部附属幼稚園で実習を行いました。子どもたちと一緒に遊んだり、子どもたちが登園する前に園の環境を整えたりすることを通して、「遊びを通して学ぶこと」「環境の構成」の重要性を実感しました。また、「今後の保育をどうするか」ということについても学びました。子どもと一緒に楽しんだり、子どもに共感したりしながら次の環境を考えるという視点を、今後の実践でも意識したいと感じました。
「教職員の職能成長に資する学校経営の実践と経営」
本講義では、学校教育の諸課題や教育政策をテーマにした校内研修資料を作成し、その後、実際に模擬研修を行い内容等についての検討を行っています。当初は資料を作成することで精いっぱいでしたが、研修を行う場面や立場、対象を意識し、どこに重点を置き、どのように示すかなどについても考えるようになりました。また対象者が研修内容をどのように理解し実践していこうとするのか、研修内容は外部の視点にはどのように映るのかも意識するなど、俯瞰的に考える力も高まりました。