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お知らせ

教職大学院トピックス 8月・9月

2025.10.27

8月「授業力開発実習」

 

授業力開発実習では、複数のクラスでさまざまな授業実践を行っています。特に小学校では、低学年から高学年まで発達段階が大きく異なるため、児童やクラスの実態に応じて指導方法や支援の仕方を変えることがとても難しいと感じています。また、同じ学年に複数のクラスがある場合、教える内容が共通していたとしても、クラスの実態によって指導のあり方や支援の方法が異なるため、児童の反応や実態を的確に把握することが非常に大切であると学びました。

「教育実践研究中間発表会(М2)」

 

8月1日に、М2の教育実践研究中間発表会が行われ、各自が研究の進捗を発表しました。異なる専門分野の先生方にも伝わるように、説明や資料の工夫に努めました。発表後の質疑応答では、ご参会の方々から多角的な視点での質問や助言をいただきました。特に、研究の問題設定や目的に関する用語のとらえ方についての指摘は、今後の研究の方向性を見直す貴重なものとなりました。いただいた助言を今後の研究に生かし、引き続き研究に励んでいきたいと思います。

「マネジメント実習(沿岸地区)」

8月28日〜29日に、「生涯にわたり学び続ける力を育てる環境づくり」をコンセプトとして、宮古・山田地域で実習を行いました。震災当時の状況や、その教訓を現在の生活や町づくりにどのように生かしているのかを聞かせていただき、教師として今後の復興教育のあり方を改めて考える機会となりました。内陸や沿岸のどの地域にいたとしても、復興教育の目的である「ひとづくり」を意識し、大学院での学びを今後に生かしていきたいと思います

9月「同窓会」

 

8月9日、第3回岩手大学教職大学院同窓会がサンセール盛岡にて開催されました。本学教職大学院では、第1期生から数えて、約200名がこれまでに学んできました。今回はその中の修了生、在学中の院生、教員など、計85名が参加し、参加者同士のつながりを深めるひとときとなりました。懇親会に先立って行われた学習会では、修了生による実践報告を通じて、理論と実践のつながりを実感し、それぞれが新たな気づきを得る学びの場となりました。第4回同窓会は、2026年8月8日(土)に開催予定です。

「院生の仲間との学び」

 

後期の授業が始まり、院生室にはいつもの活気が戻ってきました。私たちМ1学卒院生も、教職大学院での生活に慣れてきました。院生室では、講義や専門実習について、М1・М2、現職・学卒を問わず、活発に意見を交わしています。異なる校種の人々が同じ環境で学ぶ教職大学院において、院生室での交流は、それぞれの経験や実践、生徒の様子を知ることができる貴重な機会となっています。これからも、お互いに学びを深め、励まし合い、協力しながら、教育者としての力をさらに高めていきたいと思います。