お知らせ

「最後だとわかっていたなら」教育プログラムについてご講義いただきました(5月20日)

2025.05.23

教育学部で開講している教職専門科目「いわての復興教育」において、岩手日報社総合ビジネス局次長・ビジネス開発部担当の柏山弦様に「最後だとわかっていたなら」教育プログラムについてご講義いただきました。
この教育プログラムは、2017年から毎年3月11日に岩手日報に掲載されている新聞広告をもとにした道徳教育の指導案です。

柏山様には2025年3月に公開された教育プログラムが開発された経緯についてお話いただき、佐賀県で実践された授業の模擬体験を通して受講生が「最後だとわかっていたなら、誰にどんなことを伝えたいか」、この学びをどのように活かせるかを考えました。

東日本大震災後の教訓をいかに伝え続けられるのか。震災から時間が経つにつれ、学校教育が果たすべき役割がますます大きくなっています。

大切な人へ想いを寄せ自身の生き方を見つめ直すとともに「心理的な防災」力を高める「最後だとわかっていたなら」教育プログラムは、被災経験の有無にとらわれずに「いわての復興教育」(いきる・かかわる・そなえる)に取り組むうえで学生の背中を押してくれることを実感しました。

柏山弦様をはじめご来学いただきました岩手日報社総合ビジネス局ビジネス開発部の皆様に心より御礼申し上げます。